お別れの会
先日、ネットで高級葬儀のことをお知りになった方からお別れの会の依頼を受け、無事に施行させていただいた。
今回は、諸般の事情から内容や個人に対する情報がほとんど得られず、司会としては非常に困難な中で、会の構成を考え、シナリオを作成をせねばならず正直大変だった。
故人は戦後における無線の歴史を築き上げてきた重要なお方。ネットで調べているうちにその方と無線の歴史についての記述のあるページをヒット。60ページほど印刷して頭に入れたが、それが唯一の情報で、当日の打ち合わせに臨んだ。
お別れ会や他式典のプロとしての立場からアドバイスをさせていただきながら、何とか打ち合わせを終了。粛々と会は進行し、無事に終了した。シンプルな式次第の中、何とかふくらみを、温かさを…と、一夜漬けで仕入れた情報を少しずつちりばめながら進行した。
ただ一つ残念だったのは、DVDをじっくりとみていただく時間が取れなかったこと。ずーっと流しっぱなしでよいといい、それをゆっくり見てもらうことを頑強に拒まれたのである。結局、献花の際だけ流すことにしたが、おそらく、下手なナレーションを入れられるのを恐れたのではないかと思われるが、こちらもプロである。映像を最大限にいかせるように出過ぎたナレーションはしなかったと思うし、ナレーションなしでも映像の力は大きいもの。当日ご担当の方が、会話の端々でもらされた言葉だけでも効果的なナレーションができたのにと思うと、かえすがえすも残念であった。
次回からは司会としてではなく、打ち合わせ段階から構成、シナリオ担当ということで加わった方が…と思う一方で、「一司会者」でいることの楽チンさが頭をよぎるのである。
2012/10/1