天皇の生前退位に思うこと
先日天皇陛下が「生前退位」の意向を示された。
「国民とともにある皇室」「開かれた皇室」として皇后陛下とともに歩んでこられた長い歳月。
ちなみに私は、尊王主義に濃く染まった人間ではけっしてないが、あくまで一人の同じ生身の人間としてお二人を見たときに、本当にご立派だと思えるのである。
与えられた環境の中で、ご自分の使命を常に問い続け、ご自分の言葉で語り、行動なさっている。「発言と実現は別物」という記事もあったが、前例のないことに一石を投じ、意思を表明することはどれほどエネルギーのいることだろうか。そして週刊誌に飛び跳ねる皇室関係の記事の見出しが、ますます低俗に思えてくる。
2016/7/18
自分の考えを持つ
小学生を中心に英語を教えているが、いまだに、この時代にあって、試験の英語はわかっても、日常会話は苦手…という大人が多い中、しゃべることへの抵抗や劣等感をなくしたい。もっと、コミュニケーションを楽しんでほしいという思いが、まず一番大きな願いである。と同時に、自分の頭で考えそれをことばにできる、人間になってほしいという思いが常にある。
概して日本人は、周りと違うことに抵抗を感じ、周りに合わせようとする向きがある。しかし、一歩外国に出て、例えば留学などすると、それがどれほど違和感のあることか感じる。他のアジア諸国の学生もたどたどしい英語ながら、自分の思いを必死で伝えようとするが、日本人はそれがない。「意見を持たない日本人」として奇妙に映ってしまう。今後もっともっとボーダーレスの世界になっていくなか、国際社会に出ても見劣りのしない日本人になってほしい…そんな思いも非常に強い。
昨夜の中学生クラスでは、「学校へ携帯を持っていく是非」を聞いてみると、全員がどんどん意見を出してくれてとてもうれしかった。これが英語で何とか言えるようになるともっと嬉しいが、技術は後からいくらでもつけられる。
まずは、人前で意見を述べる素地が確認できてうれしいひと時だった。
2016/7/3