関西弁の朗読
関西弁の朗読は難しい。
先日ある本の朗読をさせていただく機会があった。原稿をいただいた瞬間、心臓が一瞬止まったような、凍り付いたような衝撃だった。関西弁で読まなければいけない箇所がかなりある!
しかも本番まで時間がない…
関西に住んで50年になる。引っ越してきた頃関西弁に違和感、抵抗感があったのは事実だ。その心の引っ掛かりが、事の始まりに違いない。いまだにちゃんとした関西弁をしゃべることができていない。おそらく、生粋の関西の方が私の関西弁を聴いたら、すぐに「あっ!関西人とちゃう!」とすぐにわかることだろう。
日常生活はそれでもかまわない。でも、朗読家として関西弁で、朗読するのは別問題だ。
早速関西弁のプロフェッショナルに聴いてもらいながら練習開始。でも一向に前に進まないのである。なぜなら、関西弁の微妙なイントネーション、出だしの音、長音…
一行読むのに四苦八苦。本番二日前の私は絶望的だった。
なんとなくルールのようなものを覚えた後、関西弁部分の朗読をスマホに入れてもらい、何度も何度も自然な関西弁を聴き、シャドーイングをしているうちに、何となくそのリズム、イントネーションの世界に自然に入り込ぬでいるような気がして、当日現場に到着した時にはうそのようなルンルン気分になっていた。ウ~ン、なんて単純!
そして私としては満足できたし、あれ以上の関西弁の読みは現時点では無理。おそらく、関西弁のプロからしたら頭をかしげるところがあったかもしれないが、それは今後の課題としてお許し願いたい。
2025/2/12